2024年4月22日月曜日

52 Weeks of Scarves より Mooi

 52 Weeks of Scarves(Shawls) よりMooiを編みました。一週間に1点、という本のコンセプトを大外しし、3ヶ月もかけてしまいました(笑)。





針のサイズを一段階上げて、ほぼゲージ通り。

針:3.75mm (Knitting Pride )

糸:Yorkstone(カラーはオリジナル3色)
 赤:100g 
 ナチュラル:81g
 霜降り赤:70g



使用した糸はシェットランド、ブルーフェイスレスター、アルパカの混紡糸で、中細ですがやや細め。
2目ずつの減目と増目で90度に折れる形をどんどん繋げ、配色によってオリジナリティのあるショールに仕上げることができます。
大きなパーツが3つ、色はどこで変えても良いですが、私はこのような対称にしてみました。↓


作例よりも細かく色分けしたもので、糸始末は多かったですが…バランスは気に入っています。広げてみるとシンプルなカラーブロックですが、そこは立体物、完成してぐるぐる巻いてみると、なんともメリハリのある形に。黒などパキッとした色を入れてみたら尚のことモダンになるに違いありません。

パターンは覚えてしまえば本と首っ引きになることもなく、サクサク進めるはず。
仕上がりサイズは30cm×180cmとなかなか長いもので、やっぱり冬に使いたかった〜。これ、2/3でも十分使える長さなので、短く編んでも良いかも!


パターン掲載書籍(Amazon):

日本語版はグラフィック社から出ています
Shawlを編む52週




2024年4月20日土曜日

さようなら「布もよう」さん

 4月、大阪の生地専門店「布もよう」さんが閉店されました。価格がお手頃で種類が豊富で、よく利用させていただいたお店です。ある時北海道への送料が高くなってしまったのでそれっきりになってしまいました。布帛の夏物生地をまとめて購入したのが最後です。

花柄プリントのリネンや、ローンリップル(親子でワンピースを作りました)が大変役にたちました。手元に残っている無地の生地は大切に使おうと思います。

布もようさんの閉店理由はわかりませんが、この3月末に急に閉店されるお店を(ある程度規模のある会社でも)いくつも目にしました。一消費者にとっては傍観するしかないのが悔やまれます。普段から買い支えるしかありませんものね…。

ともかく私にとってはハンドメイドの楽しさを広げてくれたお店のひとつでした。ありがとう、「布もよう」さん。




2024年4月19日金曜日

一年半越しのブルガリアスカート

 トランテアンさんの「ブルガリアスカート」、少しずつ編んでいましたがやっと完成しました。裾にATELIER *mati*さんのアレンジで透かし模様を入れています。

完成までやたらと時間がかかってしまいましたが、ニットのスカートは市販品も持っていないし、これほどシンプルで形のきれいなニットスカートはあまりないと思うので挫けず仕上げました(笑)。



糸はかなり前に買った(6〜7年前?)小糸屋さんの中細のツイードです。

アルパカ15%、ウール65%。ナイロン20%で、プルオーバーを編むには少し硬めな気がしますが、スカートにはちょうどよかったです。針は手がきついので4mmで。
しかし編み進むにつれ、一段がいつまで経っても終わらない…! 布で作ってもスカートの裾上げは長いですしね。
無事完成したらどこにも売っていない好みなスカートになりました。諦めないでよかったと思います。

素敵なスカートをご紹介くださったトランテアンさん、昔よくリバティの生地を買っていたのであらためてショップを拝見し、懐かしさに浸ってしまいました。今のオシャレなオンラインショップも見やすくて良いけれど、昔のHTML!なショップも隠れ家っぽくて好きでした。

2024年2月13日火曜日

ニットアイラインスカート

冬のロングスカートを縫いました。


生地は手持ちの裏起毛ニット、裏地はつけていません。中厚手の生地でスカートを作りたいけれど、フレアではなく長めの丈というのを探していて、このパターンを見つけました。ニットソーイングでは安定のmuniさんですね。フリーサイズで、ヒップのサイズに合わせて型紙を折り、丈も2種類、スリットと巻きスカート風という二つのスタイルを選べます。

今回は巻きスカート風のロング丈を作ってみました。巻きスカートというとダブルになる部分が多いのかと思いきや意外とそうでもなく、タックで巻きスカートっぽく見えてしまうという(しかも手順はとってもシンプル!)目から鱗が落ちるパターンです。

裏地をつけなかったこともあり、短時間で完成しました。ポケットまでのほうが制作時間が長かったような(笑)。

着用してみると、裏起毛が暖かく、真冬の札幌でもOKです。防寒重視で長め丈にしてみましたが、足捌きもよく歩きやすいです。


左:ポケットはブロードのストライプを使いました。
右:タック部分。これだけで巻きスカート風に。


2023年10月15日日曜日

ご無沙汰の洋裁記録

またしても1年以上放置してしまいました。しばらく縫い物はご無沙汰しており、色々整理したり処分したりしているうちに、使える物は早く使ってしまおうという気になり、去年から今年にかけてバタバタと服を縫ったりしました。 この1年ちょっとで縫ったものをまとめて。写真は一部です。


 

  • Lilla Blommaの大人服(旧版)より「フロントギャザーブラウス」。 生地:プリントリネン/綿キャンブリック
  • ソーイングナチュリラ vol.3 より「フレアキュロット」。生地:天竺
  • コットンフレンド2017年 Vo.63 より「ドルマンスリーブTシャツ」。生地:天竺(ボーダー)/スムースニット(グレー無地)
  • いちばんよくわかるロックミシンの本 より:パンツ
  • パターンなし スカートとペチコート
  • サンプランニング「ギャザーボレロ」
  • muniのロックミシンで作るこども服 より「ひらひら袖のTシャツ(大人用)」 
  •  muni patternさん「Wニットジャケット」 


夏物はどれも簡単なものばかりで、副資材やパターンを買い足さずにできるもの限定でしたが、わりと普段着に活躍中。夏はほとんど服を買わずに済んでしまいました。

冬は最近muniさんの「Wニットジャケット」 をもう一枚欲しくなり、手持ちの布で作りました。裏地も適当に選んだのですがなかなかおしゃれな配色になり満足。そして、遅まきながら買ったウォーキングフットが大活躍。BBCの「ソーイング・ビー」でけっこう使っているのを見て、欲しくなりまして。最初からあればよかったなあ(笑)。

これからは編み物中心の季節(といっても年中編んでるけど)なので編んだものを少しずつ記録しようかと思います。


2023年5月4日木曜日

Vertices Unite



色数が多いためずっと着手せずにいたStephenの「Vertices Unite」Sサイズをついに編みました。有名すぎて手を出しにくかったのですけど、お友達が編んだすごく可愛い配色を目にして、やっぱり編みたくなりまして。やはり実物を見ると一気にモチベーションが上がります。結構前にリリースされたパターンですが、技法はシンプルでも配色による印象ががらりと変わるので、長く愛されていますね。


 針 LYKKE 3.75 mm (手がきついので指定より1サイズアップ)

糸 (g数は使用量)

Color A: FibrEsquisse  No.222 Könnyek tava     / 27g

Color B: FibrEsquisse  No.278 Passo pel prat  (beta)     / 31g

Color C: Blue Gray    / 28g

Color D : Mint Green      / 15g

Color E : No.274 Um Mitternacht(beta)     / 29g

合計 130g


使用した糸はショップで販売する糸の試作や新たに染めたもの。少ないもので25g、多いもので40g用意しましたが、十分足りました。



配色のプランはデータで作ってあれこれ考えました。色のイメージは私の好きな画家木村忠太の描くグリーン。

  
珍しく夜なべしたりして編んだもので、一週間弱で仕上がりました。色を替えながら編むのが楽しかったです! 斜めの色面が巻いた時動きが出るようになっていて、シンプルなテクニックだけでこんなにラグジュアリーにできるのかと感心。さすがスティーヴンさんですね。

今回初夏にも使える色で編みましたが、本当は深みのある色で冬物も編みたいのです。できればLサイズ…Sサイズでもi-cord Bind Offが長く感じたので忍耐が続くかちょっと心配。それよりブロッキングする時に置くスペースがないのが悩ましいところ。



2021年4月5日月曜日

ボスニアンクロッシェにチャレンジ

1年以上こちらのブログを放置してしまいました。その間世の中のなんという変化! おかげさまで元気に生きておりますが、ウィルス感染対策に神経を削られますね…。

 さて、久々に作ったものメモ(といってもこれも3ヶ月前…)。書店で気になって購入した本です。

 
 「ボスニアンクロッシェのこもの」(↑Amazonへのリンク) 

私のかぎ針編みのわずかな知識だけでも、すぐに編めてしまう簡単さ! 「畝編み」と「筋編み」の組み合わせで、棒針編みのようなそうでもないような、それでいてしっかりした編み地ができあがります。斜行するので、あえて生かしたデザインが多め 。

普通のかぎ針でも編めますが、棒針でもきつめに編んでしまう私は、針の先が通らず四苦八苦してしまい、たまらず専用針を購入しました。
iichiのボスニアンクロッシェさんアナンダさんで、計3本。アナンダさんのものは「レーナのかぎ針」として紹介されています。木製と真鍮の2種類買ってみました。木製の方は面取りを自分でできるようヤスリつき。↓こちらは届いたばかりの状態ですが、後でフックをひっかけやすい形にカスタマイズしました。




専用針でゆるめに編んでいくと、編みやすさが段違いで、私はフランス式で編むためスピードもだいぶ上がりました。編み込みは渡り糸をゆるくゆるく…。それでも指定のゲージよりきつめになってしまうので、ゆるく編む練習をせねば。





掲載のパターンから完成できたものはこちら。「バイカラースヌード」です。仕様では白いパートがもう少し短いのですが、2色を同じ高さになるまで編みました(白い毛糸が余っていたので…)。
棒針で編むより編み目がそろいませんでしたが、一応完成したので満足です。
そしてこのスヌード、二重にして首にかけるととても温かい! 1枚でも厚みがあるというのに…。
そして何より編み地がとても気に入ってしまいまして、素朴な感じがたまりません。使う糸も少し太めが良さそうですし、以前買い込んだ並太糸を消費するのにちょうど良いのです。
マイナーな編み方ゆえに、そそるものもあります(笑)。
 札幌も長い冬が終わり、やっと春。これから太めの毛糸で編むことは減りますが、また来季のためにこの編み方を知っていて良かったかもと思います。次の冬にボスにアンクロッシェの靴下を編む予定、と忘れないように書いておきます。

52 Weeks of Scarves より Mooi

 52 Weeks of Scarves(Shawls) よりMooiを編みました。一週間に1点、という本のコンセプトを大外しし、3ヶ月もかけてしまいました(笑)。 針のサイズを一段階上げて、ほぼゲージ通り。 針:3.75mm (Knitting Pride ) 糸:Yorkst...