Rick Rack「てづくり応援フェア」にて…

しばらく服は作らなくてもいいかとミシンも放置気味だったところ、娘の小学校入学で色々必要になり、スイッチが入った3月。引越しも一段落したので再開したところです。
久しぶりにRick Rackさんのサイトを見ていて、開催されていた「手作り応援フェア」で、予想外に生地を購入してしまいました。
デニム、天竺、スパンフライス、スパンリブ２色、スカートのキット、副資材。生地は合計5mくらいですか…おかしいな、最初副資材だけ見ていたのに。
Rick Rackさんの生地は丈夫でハズレがない印象ですね。毛羽立ちも少なくて子供服にはありがたい。
特に今回のフェアはアパレルメーカーとの協賛とのことで、クオリティは保証付です。そしてトップにはこのような紹介文が。

ハンドメイド用の繊維と商業用繊維の違いはいろいろありますが、
ひとつの特徴として生地幅の広さがあります。
現在ハンドメイド用につくられる生地は110cmが基準となっているのに対し、
商業用繊維は140～150cm幅が基準になっています。
これは生産工程で生地の無駄を出さないための工夫です。

そうか…私の母、アパレルメーカーに長いこと勤めていましたが、こんなことは教えてくれなかった…（そもそも以前は私が洋裁に興味なかった上、昔だから事情も違ったかも）。とにかく商業用繊維が手頃に手に入るというのは大変ありがたいことです。

しかしまだ引越しの荷物が片付いていないのに、生地を増やしてしまうとは…しばらくおとなしくしていなきゃ。


にほんブログ村

久々の大人服：裏毛のマリンスカート

今回は久々に大人の服。札幌でもそろそろスカートが穿ける季節になり、Nootie a gogo さんのマリンスカート、２枚目が欲しくなったので作りました。杢グレーの裏毛が余っていたのでUSAコットンと組み合わせています。

パターン：NOOTIE*AGOGO　マリンスカート（Sサイズ）
生地　杢グレー裏毛　購入店：きれ屋さん　ぽぷり／RIley Blake シーチング　購入店：jumble shop one／強撚スムース　購入店：布の家　トミショウ　
リングスナップ：ユザワヤ

穿きやすくて前回作ったキルトニットのスカートも重宝しています。真夏以外はこういう厚手のスカートの出番が多い北国…。でも見返しまで裏毛にしてしまうと相当分厚くなるため、この部分は薄手のスムースニットを使いました。
この生地は子供用ニットパンツを作ったときの裏毛です。娘はあっという間に穴を開けてきた生地ですが、私はそういうことはないので長持ちしそう。

前回と同じくゴムはゆったり目に入れて、ボタンを外さなくても穿けるように調整しました。ボタンはリングスナップにして一応外せるように…。
実は初めてつけるリングスナップ。生地が少し厚いので心配でしたが、しっかりつけられて安心しました。しかし6組入りで2個失敗したー。3つずつつけることも可能だっただけにちょっと残念です。予備もなかったし4個付いていれば十分かな。



↑ボタンはリングスナップにしました。水色が気に入っています


そして今回、裾の処理に迷いました。一旦普通にミシンで裾上げしたものの、なんだか重たい…裏毛でよくみる、くるっと巻いた裁ち落としっぽい処理はどうかと一旦ほどき、手縫いでまつってみました。見た目もだいぶカジュアルになり、たまにはこういうのも良いかと満足のいく出来（？？）。
ニットのスカート、本当に便利ですねえ。活躍しそう。



↑裾は結局裁ち落とし風に


にほんブログ村

レースプル＋長袖オプション

秋にこの生地で長袖のレースプルを作ろうと…思っていたのに半年経過！　配色が秋っぽいのは勘弁して欲しいです。

パターン：Mahoe Anela「【2way】レースプル（長袖オプションver.）」（110サイズ）
生地：Ichigo-ya 広巾40コーマスムース フルール デ リシェス
ストレッチレース：Mahoe Anela

娘は110cmちょっとで大きくはないのですが、110サイズの型紙だと小さいものもあります。幸いMahoe Anelaさんの型紙は身頃に余裕があるので、丈を調整すればもうちょっといけそう。
以前夏っぽい雰囲気で作ったレースプルですが、今回は長袖です。手持ちの長袖トップスもだんだんサイズアウトしていったり汚したり（涙）、大きめのを作ってもどんどん着られなくなりますね。成長を喜ぼう…。

最初前たて風の飾りも何もなしで作りましたが、一枚で着ることも多いだろうし何かアクセントを、と以前やってみたニットのフリルとボタンをつけてみました。簡単で結構ゴージャスに見えるのでオススメです。しかし横から見ると…アイスの「ビエネッタ」みたい…もうちょっとフリル控えめにしたほうがよかったかも？


↑フリルの前たてを後からつけました

しかしオプションの長袖、ゴムで絞るだけでこうなるんですね！ この形は子供には本当に似合ってかわいいですね。大人だとカマトトっぽいですが…。できれば手首に「輪ゴム」がある90サイズくらいで作りたかったです。


↑やっぱりこういう袖は子供だとかわいいですね



にほんブログ村

卒園式＆入学式のスーツ

娘もついに卒園です。卒園式、そして入学式には手作りの服を着せたい！　親の我儘かもしれませんが、生地のサンプルを娘に見せたら「いいね～」と言われたので、作ることにしました。

ちょうど引っ越しと重なっていたため、時間は3日ほどしかかけられません。もう、時間との闘い！

パターン：晴れの日と発表会の服 (Heart Warming Life Series)よりジャケットとプリーツスカート(120サイズ)
生地：ウールツイード、ベルベット
ボタン：マリエッタ

最初は仕上がり寸法を参考に110サイズで型紙を写したものの、どうも小さい感じがしたのでヌード寸法を測り直したところ、やはり120サイズが適当である模様。結局、120サイズで写し直しました（涙）。パーツが多くて大変だった…。

パーツが多いといっても衿つきだし当然ではありますが…身頃は8枚はぎ、袖も2枚はぎで、これが美しいシルエットを作るのだなあと思いながら縫いました。大人のスーツをそのまま小さくしたような印象です。ポケットはみせかけなので簡単でしたが、衿は初めて作る形なので慎重に縫いました。
本に載っている生地はツイルなのですが、私が選んだのはウールツイードで、割と厚みが出てしまうので大変でした。フォーマルですし、縫い目が表に出ないよう手でまつった箇所も多いです。意外と時間かかった～。

ジャケットで最後まで悩んだのがボタン。こればかりは実物を見て合わせてみないとなんとも言えないので、近所の手芸店で20分くらい悩んで購入。安っぽいものは嫌だったので少し値が張るものを選びましたが、生地と同じくらい高かったのではと思います。でもボタンは妥協できなかった…！
苦労はしましたが、一見して既製品みたいな感じに仕上がりましたよ～！　涙。裏地がついていたらベストでしたが、時間もないし引っ越しの荷物に埋もれつつの作業はもう限界。それでも満足できる出来でした。


↑ポイントにベルベットを使ったり、ボタンも悩んだ結果、全体的に大人っぽく仕上がりました

そうそう、スカートの話が後回しになりましたが、こちらも結構時間がかかりました。なにせ仕様書通りにできなかったのです。プリーツの山の部分にステッチをかけるとありますが、裾上げをしてから折ると厚みが出てしまい重たい。裾も三つ折りでなくロックで処理しているのですが…。
結局あきらめて、ステッチは半分より少し上までにとどめ、プリーツは生かしつつかっちりしすぎない形にしました。裾上げも手まつりで。

生地を選ぶときからかなり慎重に進め、手間もかけた今回のスーツ。娘もとても喜んでくれたので達成感は半端ではありません！　卒園式、立派に証書を受け取った娘の姿に、もう涙涙……。
小学校に上がったら、私の手作り服を着てくれなくなるんじゃないか、とか成長とともに少し寂しく感じることもあります。しばらくは手作りでも良さそうなことを言ってくれていますが、どうだかなー。
そう思うと、今回のフォーマルスーツがひとつの区切りになったかもしれません。





にほんブログ村