2017年10月20日金曜日

麻ひもの小物とドーセットボタン



年に一度バザーに出店しています。今年は麻ひもの小物を出すことにしたのでいろいろ作ってみました。3wayで使えるミニバスケットやクラッチバッグなど。

クラッチバッグは最初かぎ針で編み始めたのですが、分厚いし斜行も気になるので、いっそのこと棒針で編んでみては、と路線変更したものです。それにかぎ針の細編みだとどうしても夏物のイメージがあって、秋冬に持つものとしては「かごバッグ」的な印象ってどうなの? と思いまして…。

その前にも試行錯誤はありましたね〜。かぎ針でメリヤス編みのような編み目になるcenter single crochetを試してみたり。確かにメリヤス編みっぽくて斜行も目立ちませんがえらく分厚くなってしまうので却下でした。麻ひもを使うなら、バッグじゃなくてバスケット向きかな。

なるべくゴロゴロしない編み地にしたいというのが今回の目標で、はぎ合わせなども一切無くしたくて、結局はJudy's Magic Cast-onで輪編みにしてみました。糸が硬くて普通の毛糸より苦労はしましたが、冬物っぽい、それでいて毛玉も出来なくて重さも抑えたバッグが出来ました。これこれ! ウールで編むと伸びたり毛玉ができるのが、解消されましたよ。

輪編みにするのに普通の竹針では折れそうに感じたので、丈夫そうなKnit ProのZingという付け替え針+80cmコードで、マジックループで編んでいます。最初アクリルのSpectraを使っていましたが、それでも折れるんじゃないかと思ったほどです。やっぱり毛糸とは違うのでした…。当然、二目一度とか縄編みとか、糸を引っ張るような編み方は出来そうにないので、メリヤス編みです。ただ麻ひもの特性らしく、少し斜行しますが、かぎ針ほどではありません。アイロンで形を整えられるし。



クラッチバッグとはいえフラップはなく、2つ折りにしたり口を留めるだけで、手で持つよりバッグインバッグといった感じですね。口を留めるのにはこれも悩みに悩んで「ドーセットボタン」をブローチにして、ブローチ金具に引っ掛けて使うようにしました。こうすればいちいちブローチを外さなくて良いし、好きな大きさで使えます。


ドーセットボタンは偶然本に載っていたのを思い出して、和紙糸のアミアンや麻ひもを使って作ってみました。最初はなんだかよくわからなかったけれど、慣れればサクサク作れます。放射状にかけた糸をお花に見立てたり、裏を表としてデザインしたものもあります。基本的にはバッグに合わせるので色は抑え気味です。
リング周りを巻くのはうちの小学2年生の娘でもできたので、お子さんのいる方は一緒に作ってみると面白いと思います。
英語のサイトですが、ここがわかりやすいです→Crafstylish


↑和紙糸のアミアン。紙なのにすごく丈夫です(毛糸ZAKKAストアーズ

最後に、麻ひものポットマット&トリベット。ポットマットは直径11cm、大きめのマグカップならコースターにもできます。以前あまり糸で作ったものが糸が安定しないので、今度は動かない芯材に、しっかりと巻いてみました。
以前ワイヤーにかぎ針編みで巻きつけたものを作ったのですが、今度はドーセットボタンと同じ要領で作りました。こっちの方がきれいだし糸がよじれないでいいですね。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

52 Weeks of Scarves より Mooi

 52 Weeks of Scarves(Shawls) よりMooiを編みました。一週間に1点、という本のコンセプトを大外しし、3ヶ月もかけてしまいました(笑)。 針のサイズを一段階上げて、ほぼゲージ通り。 針:3.75mm (Knitting Pride ) 糸:Yorkst...