2024年4月19日金曜日

一年半越しのブルガリアスカート

 トランテアンさんの「ブルガリアスカート」、少しずつ編んでいましたがやっと完成しました。裾にATELIER *mati*さんのアレンジで透かし模様を入れています。

完成までやたらと時間がかかってしまいましたが、ニットのスカートは市販品も持っていないし、これほどシンプルで形のきれいなニットスカートはあまりないと思うので挫けず仕上げました(笑)。



糸はかなり前に買った(6〜7年前?)小糸屋さんの中細のツイードです。こちら→【D512】純毛中細 ツイード中細 <抹茶色>

アルパカ15%、ウール65%。ナイロン20%で、プルオーバーを編むには少し硬めな気がしますが、スカートにはちょうどよかったです。針は手がきついので4mmで。
しかし編み進むにつれ、一段がいつまで経っても終わらない…! 布で作ってもスカートの裾上げは長いですしね。
無事完成したらどこにも売っていない好みなスカートになりました。諦めないでよかったと思います。

素敵なスカートをご紹介くださったトランテアンさん、昔よくリバティの生地を買っていたのであらためてショップを拝見し、懐かしさに浸ってしまいました。今のオシャレなオンラインショップも見やすくて良いけれど、昔のHTML!なショップも隠れ家っぽくて好きでした。

2024年2月13日火曜日

ニットアイラインスカート

冬のロングスカートを縫いました。


生地は手持ちの裏起毛ニット、裏地はつけていません。中厚手の生地でスカートを作りたいけれど、フレアではなく長めの丈というのを探していて、このパターンを見つけました。ニットソーイングでは安定のmuniさんですね。フリーサイズで、ヒップのサイズに合わせて型紙を折り、丈も2種類、スリットと巻きスカート風という二つのスタイルを選べます。

今回は巻きスカート風のロング丈を作ってみました。巻きスカートというとダブルになる部分が多いのかと思いきや意外とそうでもなく、タックで巻きスカートっぽく見えてしまうという(しかも手順はとってもシンプル!)目から鱗が落ちるパターンです。

裏地をつけなかったこともあり、短時間で完成しました。ポケットまでのほうが制作時間が長かったような(笑)。

着用してみると、裏起毛が暖かく、真冬の札幌でもOKです。防寒重視で長め丈にしてみましたが、足捌きもよく歩きやすいです。


左:ポケットはブロードのストライプを使いました。
右:タック部分。これだけで巻きスカート風に。


2023年10月15日日曜日

ご無沙汰の洋裁記録

またしても1年以上放置してしまいました。しばらく縫い物はご無沙汰しており、色々整理したり処分したりしているうちに、使える物は早く使ってしまおうという気になり、去年から今年にかけてバタバタと服を縫ったりしました。 この1年ちょっとで縫ったものをまとめて。写真は一部です。


 

  • Lilla Blommaの大人服(旧版)より「フロントギャザーブラウス」。 生地:プリントリネン/綿キャンブリック
  • ソーイングナチュリラ vol.3 より「フレアキュロット」。生地:天竺
  • コットンフレンド2017年 Vo.63 より「ドルマンスリーブTシャツ」。生地:天竺(ボーダー)/スムースニット(グレー無地)
  • いちばんよくわかるロックミシンの本 より:パンツ
  • パターンなし スカートとペチコート
  • サンプランニング「ギャザーボレロ」
  • muniのロックミシンで作るこども服 より「ひらひら袖のTシャツ(大人用)」 
  •  muni patternさん「Wニットジャケット」 


夏物はどれも簡単なものばかりで、副資材やパターンを買い足さずにできるもの限定でしたが、わりと普段着に活躍中。夏はほとんど服を買わずに済んでしまいました。

冬は最近muniさんの「Wニットジャケット」 をもう一枚欲しくなり、手持ちの布で作りました。裏地も適当に選んだのですがなかなかおしゃれな配色になり満足。そして、遅まきながら買ったウォーキングフットが大活躍。BBCの「ソーイング・ビー」でけっこう使っているのを見て、欲しくなりまして。最初からあればよかったなあ(笑)。

これからは編み物中心の季節(といっても年中編んでるけど)なので編んだものを少しずつ記録しようかと思います。


2023年5月4日木曜日

Vertices Unite



色数が多いためずっと着手せずにいたStephenの「Vertices Unite」Sサイズをついに編みました。有名すぎて手を出しにくかったのですけど、お友達が編んだすごく可愛い配色を目にして、やっぱり編みたくなりまして。やはり実物を見ると一気にモチベーションが上がります。結構前にリリースされたパターンですが、技法はシンプルでも配色による印象ががらりと変わるので、長く愛されていますね。


 針 LYKKE 3.75 mm (手がきついので指定より1サイズアップ)

糸 (g数は使用量)

Color A: FibrEsquisse  No.222 Könnyek tava     / 27g

Color B: FibrEsquisse  No.278 Passo pel prat  (beta)     / 31g

Color C: Blue Gray    / 28g

Color D : Mint Green      / 15g

Color E : No.274 Um Mitternacht(beta)     / 29g

合計 130g


使用した糸はショップで販売する糸の試作や新たに染めたもの。少ないもので25g、多いもので40g用意しましたが、十分足りました。



配色のプランはデータで作ってあれこれ考えました。色のイメージは私の好きな画家木村忠太の描くグリーン。

  
珍しく夜なべしたりして編んだもので、一週間弱で仕上がりました。色を替えながら編むのが楽しかったです! 斜めの色面が巻いた時動きが出るようになっていて、シンプルなテクニックだけでこんなにラグジュアリーにできるのかと感心。さすがスティーヴンさんですね。

今回初夏にも使える色で編みましたが、本当は深みのある色で冬物も編みたいのです。できればLサイズ…Sサイズでもi-cord Bind Offが長く感じたので忍耐が続くかちょっと心配。それよりブロッキングする時に置くスペースがないのが悩ましいところ。



2021年4月5日月曜日

ボスニアンクロッシェにチャレンジ

1年以上こちらのブログを放置してしまいました。その間世の中のなんという変化! おかげさまで元気に生きておりますが、ウィルス感染対策に神経を削られますね…。

 さて、久々に作ったものメモ(といってもこれも3ヶ月前…)。書店で気になって購入した本です。

 
 「ボスニアンクロッシェのこもの」(↑Amazonへのリンク) 

私のかぎ針編みのわずかな知識だけでも、すぐに編めてしまう簡単さ! 「畝編み」と「筋編み」の組み合わせで、棒針編みのようなそうでもないような、それでいてしっかりした編み地ができあがります。斜行するので、あえて生かしたデザインが多め 。

普通のかぎ針でも編めますが、棒針でもきつめに編んでしまう私は、針の先が通らず四苦八苦してしまい、たまらず専用針を購入しました。
iichiのボスニアンクロッシェさんアナンダさんで、計3本。アナンダさんのものは「レーナのかぎ針」として紹介されています。木製と真鍮の2種類買ってみました。木製の方は面取りを自分でできるようヤスリつき。↓こちらは届いたばかりの状態ですが、後でフックをひっかけやすい形にカスタマイズしました。




専用針でゆるめに編んでいくと、編みやすさが段違いで、私はフランス式で編むためスピードもだいぶ上がりました。編み込みは渡り糸をゆるくゆるく…。それでも指定のゲージよりきつめになってしまうので、ゆるく編む練習をせねば。





掲載のパターンから完成できたものはこちら。「バイカラースヌード」です。仕様では白いパートがもう少し短いのですが、2色を同じ高さになるまで編みました(白い毛糸が余っていたので…)。
棒針で編むより編み目がそろいませんでしたが、一応完成したので満足です。
そしてこのスヌード、二重にして首にかけるととても温かい! 1枚でも厚みがあるというのに…。
そして何より編み地がとても気に入ってしまいまして、素朴な感じがたまりません。使う糸も少し太めが良さそうですし、以前買い込んだ並太糸を消費するのにちょうど良いのです。
マイナーな編み方ゆえに、そそるものもあります(笑)。
 札幌も長い冬が終わり、やっと春。これから太めの毛糸で編むことは減りますが、また来季のためにこの編み方を知っていて良かったかもと思います。次の冬にボスにアンクロッシェの靴下を編む予定、と忘れないように書いておきます。

2019年11月25日月曜日

冬のニットバッグとプロジェクトバッグ

麻ひもで冬に使えるバッグを作りました。



編み図:なし
糸:コクヨ 麻ひも(白)
針:Knit Pro 輪針(5.50mm)

麻ひもの冬バッグ? 夏物じゃないの? と思うでしょうが(私も最初はかぎ針で編む夏バッグだけをイメージしていました)、今回使っている「白」はオフホワイトで一見するとウールの毛糸のようで、ナチュラルカラーのいかにも「麻ひも」とは雰囲気が変わります。かぎ針で編んだ夏物と比べると素材の感じも違って見えますね。
メリヤス編みなのに丈夫で伸びないのが良いです!

マチ付きですが、編んで作ったマチではなく、縫いつけています。底と角が丈夫になるメリットもありますし、簡単にできるのです。
使用したのは5.50mmの付け替え輪針。USサイズの9号で、日本サイズは5.40mmの11号が近いです。正直このメタル針+ケーブルという組み合わせでなかったら編むのはきつい…。糸は硬いし、輪に編むので、竹の針だと曲がりそうです。

もっと大きいサイズで作りたかったですが、くじけると完成しないのでこの辺で…。
ツイルの内布と市販のテープで持ち手をつけ、なかなか使い勝手の良いバッグになりました。



ラムズイヤーさんの灯台ブローチをつけてみました。



もうひとつ、編みかけを入れたり持ち運んだりする「プロジェクトバッグ」、だいぶ前に作って使っていたのですが、外出時にバッグに入らないとき持ち手がないと不便だったため、革の持ち手をつけてバッグらしい形にしました。
持ち手を付けたら使い勝手が格段に向上! なぜ最初からそうしなかったのか…。



作り方はとても簡単ですが、しっかりした生地を使い隠しマチもあるため自立します。使うときは口を外に折り返すのでどんでん返しで内布をつけて見栄えを良くしました。
ただ思いつきで作ったためスナップなどの留め具はついていないし、改良してまた作るかも(なにしろ簡単なので!)。



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2019年8月12日月曜日

COCO2枚目。今度はリボンタイプ




パターン:pattern shop muni 「COCO」(140サイズ)
生地:シャーティング nina ソェポェ(購入店:服地・布地のマツケ)、綿キャンブリック

前回ギャザータイプのオープン袖で作ったパターンですが、当初リボンタイプを作りたかったので再挑戦。今回も布帛です(なんとなく、夏には夏柄の生地で作りたい)。

この生地、シャーティングなので目は細かくありませんが、細いラインで描かれた花が可愛らしく、大人でも子供でも使えるデザインです。色も中間色できれい。ソフリー加工がしてあるため柔らかく、薄手で縫いやすい生地でした。肩のリボンとバイアス布は綿キャンブリックを使っています。

ギャザータイプと異なるのはリボン部分と袖ぐりのバイアス始末。ここは仕様を見ていまいち確信が得られず、またもmuniさんのInstagramで詳細を確認しました。こういうところはネットの型紙屋さんは対応が親切なショップが多いと感じます。

普通にリボンを結ぶとオープン袖になるのですが、袖をまとめて結ぶこともでき、フレアー袖になるのです。このアイディアすごい…。流行の形であり、かつ流行が終わっても使える型紙というのはなかなかないと思います。リボンがデザイン性と実用性を兼ねているのも女の子の服にはうれしいし、身頃は幅があるので涼しく脱ぎ着が楽。このサイズで来年も作れる感じ。



↑結び方を変えてもかわいい!

今年の夏は東京へは帰省しなかったので、服も札幌の夏に合わせた感じになりました。お盆を過ぎるともう秋…気分は冬物ですね。

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一年半越しのブルガリアスカート

  トランテアンさんの「ブルガリアスカート」 、少しずつ編んでいましたがやっと完成しました。裾に ATELIER *mati*さんのアレンジ で透かし模様を入れています。 完成までやたらと時間がかかってしまいましたが、ニットのスカートは市販品も持っていないし、これほどシンプルで形...